チュンサンに自分のスケッチブックを見られたことは、その時のユジンには恥ずかしさをこえた腹立たしさとなって放送室を飛び出します。駆けつけたサンヒョクとヨングクの問いにも、
유진 몰라!!! <ユジン: もう知らない!!> と言ったきり走っていってしまいます。そのあとのヨングクとチンスクの会話がくりひろげられる【scene31.ベンチ】は、そっくりカットされています。でも、ふたりのチュンサンとユジンとをめぐる会話にはとても興味深いものがあります。 용국 강준상은 계일생이고 <ヨングク: カン・ジュンサンは 癸(みずのと)生まれで> 정유진은 무일생이라 <チョン・ユジンは 戊(つちのえ)生まれだから> 겉으로 보면 상극처럼 보이겠지.... <うわべで 見ると 相克のように 見えるだろう…> 하지만.... 이런 상극이 더 무서운 거지. <しかし…このような 相克が もっと 恐ろしい のだ。> ヨングクは、九星術をつかい他人の未来を予知する能力を持っていたのです!九星術は良く知りませんが、ヨングクがここで言っている「相克」は「五行が運行して互いに剋つこと」と『朝鮮語辞典』では説明されています。 つまり戊(つちのえ・十干の5番目/ユジン)の「土」は、癸(みずのと・十干の10番目/チュンサン)の「水」を濁す点が「相克」というわけです。しかし、 진숙 ... 상극이면 나쁜 거 아냐? <チンスク: …相克なら 悪い こと なんじゃないの?> 용국 아냐. <ヨングク: いや。> 이런 상극은 무계합이 되니까 < このような 相克は 戊(つちのえ)癸(みずのと)合と なるから> 결국은 서로 좋아지는 형상이란 말이야. <結局は 互いに 好きになる 形象と いうわけだ。> 「水/チュンサン」は「土/ユジン」に沁み込むということを言っているのでしょうか?恐るべし、九星術師ヨングク! でも、カットなんだよなぁ…
by ulom
| 2004-05-17 22:24
| 第1話 出会い
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